HELLO,
I’M TOSHIMI AISHIMA.
MARKETINGFIELD OF STUDY
英米文学研究の知見および成果とマーケティング研究の取り組みの双方を生かし、
文化、文学、美学、歴史的視点を踏まえたマーケティング研究を行っています。
MESSEAGE
人を見るまなざしを、
マーケティングに応用する
マーケティングの原点は「人と人」の関係にあると考えています。
「人と人」の間にあるモヤモヤ、さまざまな感情、価値観、空気、
誰もがあたりまえに思っている「やりかた」、いわくいいがたい「文化」のようなもの――
それを突き詰めていくのが文学です。
文学とマーケティング、経営学は一見遠いもののようにみえますが、実は隣どうし。
同じ「人」「感情」を扱うという点でいえば、隣よりもっと近いかもしれません。
私は文学から出発し、30代、40代を文学研究者として過ごしました。
そこで培った「人を見るまなざし」をマーケティングに応用し、
学際的な研究を進めていきたいと思っています。
アメリカ文学・文化研究者であった私が大学院ではじめて
「マーケティング」の授業を受けたとき、強烈な違和感を覚えました。
アメリカのマーケティングを正しいものとしてそのまま受け取っていいのだろうか、
という疑問が瞬間的に沸き起こったのです。
アメリカ文化・文学の研究者の目でいえば、
アメリカという国はとんでもなくいびつで「ユニークな」国。
その国で生まれたマーケティングはアメリカという固有の風土、
固有の価値観のうえに成り立つものであり、
普遍的に有効であるとはとてもいえないのでは・・では、
私たちはいまどう考えるべきなのか。
私はつねにこの問いを追求しています。
「おもてなし」をホテルや旅館のマネジメントとしてでなく、
伝統の枠にはめるのでもなく、
いま(のビジネスや日常生活)に受け継がれる日本人の文化や感性、
精神にかかわるものとして扱う。
このアプローチによって、日本のおもてなしはもっともっと面白く、
世界に向けて可能性にみちたものになる!
PROFILE
相島 淑美TOSHIMI AISHIMA
神戸学院大学 経営学部 経営学科 准教授
学歴
- 1985年
- 上智大学外国語学部英語学科 卒業
- 1995年
- 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学
- 2018年
- 関西学院大学経営戦略研究科先端
マネジメント専攻(後期博士課程)修了
- 2019年3月
- 関西学院大学 博士(先端マネジメント)
主な職歴
- 1985年‐1991年
- 日本経済新聞社東京本社編集局 記者
- 1998年‐2002年
- 清泉女子大学文学部専任講師
- 2002年‐
- 翻訳家(鈴木淑美名義)
所属学会
日本英文学会、日本商業学会、日本マーケティング学会、日本比較文化学会、日本観光経営学会
RESEARCH
研究業績
- 論文
- 2015年12月 The Origin of Japanese Omotenashi in Man-yo-shu 共著 Business and Accounting Review Vol.16, pp.103-22
- 学会報告(査読)
- 2019年10月 いけばなとフラワーアレンジメントにおける価値の比較分析 共著 日本マーケティング学会マーケティングカンファレンスプロシーディングス
vol.8,pp.257‐264
- 学会報告(査読)
- 2018年10月 日本の百貨店におけるおもてなし接客の特徴――三越とノードストロームの比較分析 単著 日本マーケティング学会マーケティングカンファレンスプロシーディングス vol.7,pp.395‐409
- 学会報告(査読)
- 2016年10月 見立てから始まるおもてなしの価値共創 単著 日本マーケティング学会マーケティングカンファレンスプロシーディングス vol.5, pp.393-403
- 学会報告(査読)
- 2016年6月 日本のおもてなしの源流--万葉人の宴と連歌会席の比較研究 共著 日本商業学会全国研究大会報告論集 vol.66, pp.140-49
BOOK
- 著書
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図解ポケット パーパス経営がよくわかる本
秀和システム 2023年2月
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響創する日本型マーケティング
関西学院大学出版会 2022年3月
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- 訳書鈴木淑美名義
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図説 ハプスブルク帝国衰亡史―千年王国の光と影
共訳/アラン スケッド 著/原書房 1996年4月
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人間の終わり―バイオテクノロジーはなぜ危険か
フランシス・フクヤマ 著/ダイヤモンド社 2002年9月
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女の子どうしって、ややこしい!
レイチェル・シモンズ 著/草思社 2003年6月
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その他の訳書